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世界のエリートはなぜ瞑想をするのか

「世界のエリートはなぜ瞑想をするのか」 渡邊愛子著

この本は、ディーパック・チョプラ博士の瞑想方法を紹介する本です。渡邊愛子さんは、米国チョプラセンター認定メディテーションティーチャーだそうです。ディーパック・チョプラ博士の瞑想の紹介と、気軽に瞑想を始める方法が詳しく書かれています。 ディーパック・チョプラ博士の瞑想は「原初音瞑想」と言います。原初音とは、自分が生まれたときに宇宙で流れていた音のことだそうです。誕生日からその人の原初音を割り出すそうです。その原初音をマントラとして行うワンワードメディテーションが、原初音瞑想のようです。TM 瞑想も、ワンワードメディテーションの一種で、アーユルヴェーダに繋がるので、 ルーツはもしかしたら TM 瞑想とも関わりがあるかもしれません。
この本では、飛行機の中や長距離列車電車の中など、まとまった時間座っていられる場合に限りますが、こまめに瞑想ができる場所を場所を紹介してくれています。 これを読んで通勤電車で座れた場合は瞑想しようと思いました。もちろん環境が良いとは言えませんが、それでも朝夕20分の瞑想をまったくしないよりはマシです。実は TM 瞑想では乗り物の中では瞑想は推奨しておりませんでした。電車ではしちゃいけないと思い込んでいたので、それだけでもこの本を読んで価値がありました。瞑想できる場所は意外にあると励まされました。
瞑想は静かなところで座ってやらなければいけないと思い込みがちです。そういえば、 TM 教師からも、 お医者さんの事例で、病院の一角の、人の移動の激しい場所で、瞑想を行い、難しい手術を無事に終えたというシェアや、道路工事か何かで激しい騒音のあるところで、瞑想を行い、難しい局面を乗り切った経営者のシェアなども紹介されたことがありました。瞑想はどこでもできるのです。

世界のエリートはなぜ瞑想をするのか

世界のエリートはなぜ瞑想をするのか

 

 マントラとは意味のない音で、ワンワードメディテーションでは、声には出さず、心の中で静かに繰り返し唱える瞑想の手がかりです。そして、誰もが共通して使えるマントラ「so-hum(ソーハム)」と「ah-hum(アーハム)」が紹介されています。使い方は、楽な姿勢で座り、目を閉じて、マントラを声に出さずに、口も動かさないまま、心の中で唱えます。「ソーハム」は、呼吸に合わせて唱えるそうで、吸う息とともに「ソー」、吐く息とともに「ハム」と唱えます。「アーハム」は自分の好きなスピードで唱えるそうで、使い方に違いがあります。瞑想のきっかけとして取り組むと良いでしょう。